義務的難民受け入れ提案 仏大統領「責任を痛感」


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 【パリ共同】フランスのオランド大統領は3日、パリの大統領府でアイルランドのケニー首相と会談後、記者会見し、中東などからの難民・移民問題について「難民受け入れのための恒常的、義務的なメカニズム」をドイツのメルケル首相と連名文書で欧州連合(EU)に提案したことを明らかにした。

 フランスは6月のEU首脳会議で、欧州委員会とドイツなどが求めた難民受け入れの割当制に反対の立場を取っていた。大統領はシリア難民の3歳男児の遺体が漂着した写真が世界中で報じられたことに「責任を痛感した」と述べ、事実上の政策転換を表明した。
(共同通信)