福島、汚染雨水が再び海に流出 第1原発、6回目


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 東京電力は7日、福島第1原発の「K排水路」で、放射性物質を含む汚染雨水が外洋に流出したと発表した。外洋に直接つながるK排水路は4月から雨水をポンプでくみ上げて港湾内に流しているが、大雨でくみ上げが間に合わなかった。疑い例を含め流出は6回目。流出量は不明。

 東電はこれまで、ポンプのくみ上げ能力を上回る大雨で流れ出る可能性は年4~5回と説明していたが「短時間の豪雨で容量を超えるケースを想定していなかった」と釈明し、今後も流出が続く可能性を示唆した。
 東電によると、7日午前3時ごろから約1時間、雨水が排水路のせきを越えて外洋に流れ出た。
(共同通信)