事故機の解体始まる 粟国空港衝突、フェリーで那覇運搬へ


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解体作業が進む第一航空の小型機=7日午前、粟国空港

 【粟国】粟国空港で8月末、第一航空(大阪府)の小型機が滑走路から外れてフェンスに衝突した事故で同社は7日、事故機の解体作業に着手した。粟国空港の駐機場に移動されていた事故機の周囲に足場が組まれ、作業員約10人が部品を取り外す作業を進めた。事故機は解体後、フェリーで那覇に運搬される。

 事故は8月28日午前、那覇空港を出発した双発プロペラ機「DHC6-400型」の着陸時に発生した。乗客12人と乗員2人のうち、11人がかすり傷や打撲などの軽傷を負った。事故機は機首が大破した。同29日には国土交通省運輸安全委員会の事故調査官が現場で調査した。