与党、安保法案16日採決の方針 公聴会議決し攻防緊迫


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 参院平和安全法制特別委員会は8日、安全保障関連法案をめぐり、採決の前提となる中央公聴会を15日に開催する日程を与党などの賛成により議決した。与党は16日に特別委で採決する方針。早ければ同日の参院本会議に緊急上程し、野党が抵抗しても18日までに成立させる構えだ。民主、共産両党などは審議が不十分だとして公聴会に反対したが、鴻池祥肇委員長(自民党)が職権で議決を判断した。参院採決をめぐる攻防が緊迫化した。

 与党は参院本会議での採決も16日中を目指すものの、野党が内閣不信任決議案などを提出し抵抗すれば、17日や18日にずれ込む可能性もある。
(共同通信)

中央公聴会の開催日程を与党などの賛成により議決した参院平和安全法制特別委。左は採決に反対し、委員長席に詰め寄る野党議員ら=8日午後