決壊部の応急工事、1週間程度で 太田国交相


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 太田昭宏国土交通相は11日の記者会見で、茨城県常総市の鬼怒川で決壊した堤防について、同日からブロック投入作業を始め、1週間程度で開口部をふさぐ応急工事の計画を明らかにした。

 太田氏は「海岸の消波ブロックのようなものを積み上げてシートを張り、さらに矢板を打ち付ける。急いで開口部を閉め切り、補強工事に入りたい」と述べた。
 一方、浸水地域にはポンプ車74台を投入し24時間体制で排水作業を急ぐとしたが、排水完了までの期間は未定とした。
 また、東北地方の河川でも堤防の決壊が起きていることを受け、「緊迫した状況が続いており、対策をさらに進めたい」と強調した。
(共同通信)