福祉用具事故で49人死亡 5年間、介護ベッドや電動車いす


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介護ベッドの柵や手すりとの隙間に頭や首を挟み込む事故のイメージ(NITE提供)

 介護ベッドや電動車いすなどの福祉用具で65歳以上の高齢者がけがをした事故は2010年4月~今年3月の約5年間に134件あり、49人が死亡、51人が重傷を負ったことが17日、製品評価技術基盤機構(NITE)の集計で分かった。

 NITEはこれまで同種事故に警鐘を鳴らしてきたが、14年度にも21件が発生、7人が死亡しており、敬老の日を前にあらためて注意を呼び掛けた。誤った使い方や不注意が事故を招くとして「お年寄りはとっさに危険を回避することが困難で、被害が大きくなる傾向がある」と分析する。
 死亡事故は製品別では、介護ベッドと電動車いすが22人ずつと最多。
(共同通信)