学者の会170人が抗議会見 「安保法廃止へ」


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記者会見後、気勢を上げる「安全保障関連法に反対する学者の会」=20日午後、東京都千代田区の学士会館

 ノーベル物理学賞受賞者の益川敏英京大名誉教授らの「安全保障関連法に反対する学者の会」が20日、東京都内で記者会見し、「違憲立法を許さず廃止へ追い込む運動を進める」と、安保法の成立に抗議する声明を発表した。会見には約170人が出席。会は大学や専門分野を超えた1万4千人以上が賛同している。

 会見した広渡清吾専修大教授(法学)は、学生らのグループ「SEALDs(シールズ)」の活動に触れ「国民はなお、抗議の意思を宣言している」と強調。世論調査で安保法を疑問視する声が多いことなどを踏まえ「戦いは今から。国民の多数を国会の多数とし、廃止させる」と訴えた。
(共同通信)