「環境保全に課題」 県アセス審査会、新ヘリ着陸帯を調査


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 【国頭・東】県環境影響評価審査会の宮城邦治会長(陸域動物専門)ら委員5人と県は24日、東村高江や国頭村安波周辺の米軍北部訓練場内のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設現場で、沖縄防衛局が実施した希少植物の移植状況や地質環境などを確認した。

宮城会長は、これから予定する工事用道路の建設に関し「大きな環境保全の課題がある」と赤土の流出防止策などの課題を指摘した。
 工事中や工事後に実施する事後調査の一環。県によると、既に完成し米軍へ提供されている「N4」地区では新たな土砂崩落などは確認されなかった。今後、建設予定の「N1」地区は土砂の崩落場所を確認した。
 宮城会長は「作業道の確保が難しく課題ではないか」と環境保全で課題があるとの見方を示した。