父子3人 、力走“つなぐ” 伊江村陸上、名城さん一家


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
親子3人で力走を見せた(左から)名城太志さん、政英さん、星香さん=19日、伊江小学校グラウンド

 【伊江】19日に開かれた第60回伊江村陸上競技大会で、村体育協会会長の名城政英副村長(60)と長男の太志さん(34)、三女の星香さん(22)の親子3人が川平区の選手として出場し貢献した。

 学生時代から陸上選手として活躍した政英さんは「何とか大会を盛り上げたかった」と、昨年の大会後に「来年は60代の100メートルに出場する」と“公約”を掲げた。
 1年かけて本格的に体力づくりに励み、妻の郁枝さんも食事面で気を配り食の改善を図った結果、11キロの減量につながった。
 政英さんは大会では13秒8の走りで1位に輝き、60代砲丸投げでも1位を獲得。壮年年代別400メートルリレーで太志さんがスタートを務め、政英さんがアンカーとして下位から4位まで順位を上げた。
 星香さんも女子と年代別の400メートルリレーに出場。親子3人での力走に政英さんは「パーソナルトレーナー(運動トレーニングの専門的職業)の娘の指導もあり、家族ぐるみで走ることができた」と感無量の様子。太志さん、星香さんとも握手を交わし笑顔が広がった。
 国頭郡陸上競技大会は来月18日に本部町で開催される。体協長として、また選手として出場する政英さんは「村の10連覇達成のために頑張りたい」と意気込んでいる。
(金城幸人通信員)