防衛局が強制使用申請 普天間・那覇軍港内一部


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 沖縄防衛局は29日、米軍普天間飛行場と那覇港湾施設(那覇軍港)内の計19筆、1万5356平方メートルの土地について、駐留軍用地特措法に基づく強制使用に向けて、県収用委員会に裁決を申請した。

 普天間飛行場は17筆、1万5093平方メートルが対象で所有者数は867人。那覇軍港は2筆、263平方メートルが対象で所有者数は6人。いずれも2016年2月29日にそれぞれ使用期限が切れる。沖縄防衛局が申請した使用期間は10年間。
 地権者から継続使用の合意を得られないため、防衛局は強制使用に向けて申請した。県収用委の裁決を得て、使用権原を取得し、継続使用する見通し。