日歯連迂回献金、組織的に実行か 「5千万以上は経由必要」


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 政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)が組織内から擁立した参院議員の後援団体に迂回献金をしたとされる事件で、日歯連が2010年9月に開いた評議員会で、当時の副理事長で政治資金規正法違反の疑いで逮捕された村田憙信容疑者(70)が「(寄付の年間上限額の)5千万円以上を移していく場合、別会計を経由しなければならない」と発言していたことが30日、分かった。

 評議員会には、前会長高木幹正容疑者(70)のほか、日歯連が擁立した自民党の石井みどり参院議員や民主党の西村正美参院議員も出席。東京地検は、上限額を上回る寄付の発覚を免れるため組織的に迂回献金をしたとみている。
(共同通信)