わいせつ被害者、半数が小中高生 県警まとめ


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 2010~14年に県内で強制わいせつ被害に遭った高校生以下の子どもは計177人で、わいせつ被害者全体の51%に上ることが1日、県警のまとめで分かった。

高校生が全体の24・5%(85人)を占め、中学生が11%(38人)、小学生が13・5%(47人)、未就学児が2%(7人)などだった。
 一方、ことし発生した強制わいせつ認知件数は、8月末時点で28件で前年同期より12件減少している。
 県内で強制わいせつの被害に遭った高校生以下の子どもの割合は、14年が48%、13年が59%、12年が47%、11年が48%、10年が52%で、5割前後の高い水準で推移している。
 県警によると、秋は性犯罪の発生が増える傾向にあり、昨年は月別で10月に強制わいせつ事案が最も多く発生した。県警は10月から、「あ・歩きスマホをやめましょう」などの標語を書いた「女性を守るあいうえお」ポスターを中学・高校や地域の自治会に配るなどして性犯罪防止を図る。