17年ぶり新船に歓声 伊是名村民ら港で出迎え


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伊是名小学校らの児童のエイサーで歓迎を受ける17年ぶりの新造船「フェリーいぜな尚円」=9月15日、伊是名村の仲田港

 【伊是名】伊是名村・仲田港と今帰仁村・運天港を結ぶ定期航路の新造船「フェリーいぜな尚円」を迎えるセレモニーが9月15日、伊是名村の仲田港ターミナルで行われた。同航路の新造船は17年ぶり。「フェリーいぜな尚円」は同日、伊是名小学校4~6年の37人がエイサーを踊る中、仲田港に初めてその勇姿を見せた。

 船の甲板から花火が打ち上げられるなど、駆け付けた村民たちから拍手と歓声が上がった。
 セレモニーで前田政義伊是名村長は「尚円王生誕600年のことし、その名にあやかって名付けた『フェリーいぜな尚円』が誕生した。17年間無事故で安全にわれわれを運んでくれた、かつての『ニュー伊是名』にも感謝を述べたい」とあいさつした。
 伊是名村議会の前川清議長は「バリアフリーを完備し、より頑丈に造られた『フェリーいぜな尚円』と、これから長い間歩んでいきたい。そして大きな夢、希望、発展に尽くしていきたい」と期待を込めた。
 「フェリーいぜな尚円」の比嘉正敏船長は「皆に愛されるような船にしていけるよう、これからも頑張る」と決意を述べた。(平安山亜紀通信員)