【糸満】県平和祈念資料館の第16回特別企画展「戦後70年伝え残す記憶 ウチナーンチュが見た戦前・戦時下の台湾・フィリピン」が9日、同館企画展示室で始まった。12月10日まで。入場無料。
戦前に台湾とフィリピンに移り住んだ県出身者の暮らしや戦争・引き揚げ体験を伝える写真や証言、実物資料など計350点を展示している。展示は「近くて遠い台湾~蓬莱の島とともに」と「砲弾と飢えと不安の中で~異国のふるさとダバオ」の2部構成。
開会式で國仲功館長は「沖縄戦から視点を広げ、戦前と戦時下の台湾とフィリピンを取り上げた。海を渡りたくましく生きた人々の足跡と悲惨な戦争体験を知り、平和への思いを深めてほしい」とあいさつした。
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