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バーニを編んで馬作り体験 与那国 石栗さん指導 親子ら30人「面白い」


バーニを編んで馬作り体験 与那国 石栗さん指導 親子ら30人「面白い」 石栗千尋さん(左端)に教わりながらバーニの馬作りに取り組んだ参加者ら=6月15日、与那国町立図書室
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 【与那国】草編み遊び「バーニの馬作り」(与那国町立図書室主催)が6月15日、与那国町立図書室で行われた。島に自生する植物を使って、かごなどを制作する「やまいとぅ工房」を営む石栗千尋さんが講師を務めた。図書室の裏山に自生するコミノクロツグ(与那国の方言で「バーニ」)を使った馬作りで、親子連れを含め参加者は30人を超えた。
 石栗さんは製糖工場で仕事をしていた際、すてきな手提げのかごを持った島民に声をかけたところ「私の父が作った」と教えてもらい、作者である久部良竹仁さんを訪ねた。その際、「かご作りは1カ月かかる」と言われ、これをきっかけに石栗さんは与那国島への移住を決意して、かご作りを始めることになったという。
 参加者らは、あらかじめバーニの新芽を乾燥させたものから葉脈を外し「根っこの向き、根を意識して作品作りをしよう」という、石栗さんのアドバイスに耳を傾けながら作業を進めた。時には隣に居合わせた参加者同士で教え合いながら馬作りに取り組んだ。楽しく和気あいあいと、時には眉間にしわを寄せて苦戦しながらバーニの馬が完成すると、子どもから大人まで満足そうな表情を浮かべていた。
 町内の幼稚園に通う西山礼ちゃんは「難しかったけど、お母さんと一緒に作れて楽しかった。しっぽの方から馬の形になっていくのが面白かった」、母親の真梨子さんは「丁寧に教えてもらえたので作りやすかった」と話した。
 (崎元友紀通信員)