【国頭】旧盆初日の16日、国頭村宇嘉区の公民館広場で夏祭りが開かれ、伝統の「宇嘉の女エイサー」が披露された。同区婦人会の女性たちが地謡に合わせて約30分間、手ぬぐいを片手に輪になって踊った。会場には区民のほか、里帰りした人や外国人の姿も見られ、夏の風物詩を楽しんだ。
同区のエイサーは、地謡と踊りを全て女性だけで行う。三線はなく、太鼓だけで「唐船ドーイ」や「与那の高坂」などを歌い、女性たちは輪になって手踊りする。
同区婦人会の宮城正枝会長(49)によると練習期間は2日間だったが、一生懸命に取り組めたという。「移住者が増えている中で、祭りがコミュニケーションの場になっている。これから区が盛り上がっていくとうれしい」と笑顔を見せた。祭りでは子どもたちによるエイサーやダンスのほか、ビール早飲み大会なども開かれた。
(玉寄光太)