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カブトムシの幼虫「触った」 宜野座・松田小5、6年 イチムシ会出前講座


カブトムシの幼虫「触った」 宜野座・松田小5、6年 イチムシ会出前講座 沖縄イチムシ会のオキナワカブトムシ出前講座に参加した松田小5、6年生たち=9月13日、宜野座村立松田小学校
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 【宜野座】宜野座村立松田小学校(松田和美校長)で9月13日、5年生と6年生を対象にオキナワカブトムシ出前講座が開かれた。沖縄イチムシ会の座間味眞さんらが講師を務めた。
 講話ではオキナワカブトムシの生態や繁殖、本土のカブトムシとの違いや歴史を説明。オキナワカブトムシの鳴き声は羽と背中をこする摩擦音であること、520万年前に中国大陸と沖縄が陸続きだった時代からカブトムシの先祖が存在していたことが紹介され、児童らが驚いていた。
 児童らは飼育体験で、虫かごに「飼育マット」と呼ばれるおがくずと米ぬかを発酵させた土壌に、イチムシ会が生育した幼虫を手で取り入れた。児童らは積極的に質問し知識を深めた。
 具志堅莉愛さん(5年)は「オキナワカブトムシのことがよく分かった」と話し、山川柚稀さん(同)は「初めて触って興味を持てた」と感想。山川傑琉さん(同)は「幼虫が大きい。成長するのに時間がかかる」、米須葵乃さん(6年)は「幼虫に触れるのに勇気が必要だった。無事に成虫になったら名前をつけたい」とそれぞれ述べた。 (池辺賢児通信員)