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田口が2冠達成 宮平、ジュニア制す 世界SUP&パドルボード選手権


田口が2冠達成 宮平、ジュニア制す 世界SUP&パドルボード選手権 テクニカルで優勝した田口頼=18日、デンマークのコペンハーゲン((C)ISA/SeanEvans)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 ISA(国際サーフィン連盟)の世界SUP&パドルボード選手権のSUPテクニカル決勝(3キロ)が18日、デンマークのコペンハーゲンで開かれた。県勢は、田口頼=本部・八洲学園大国際高出、STARBOARD=が17分20秒で優勝した。田口はチームリレーでも1位となり、2冠を達成した。ジュニアに出場した宮平琥太朗(八洲学園大学国際高2年)は17分33秒で1位に輝いた。女子の奥秋李果は6位に入った。

 20歳の田口は現在、八洲学園大学国際高にトップアスリート育成コースで、SUP部門の監督を務める。後輩の宮平と共に師弟で世界一獲得となった。

 田口は2度の転倒があったが、2位のスペインの選手と3秒差をつけて先頭でゴールした。「世界チャンピオンになるのが夢で頑張ってきた。何度かこけて、ひやひやしたが、有言実行で金メダルを取ることができた。スポンサー、ファン、家族のおかげ」と感謝しつつ、「まだレースが続く」と気を引き締め直した。

ジュニアテクニカルで1位に輝いた宮平琥太朗=18日、デンマークのコペンハーゲン((C)ISA/SeanEvans)

 宮平はレース序盤からトップ集団に混じり、2周目に追い上げた。ゴールまでにさらにリードを広げて2位と約20秒差をつけて栄冠をつかんだ。

 田口はロングディスタンス、スプリントにも出場予定。

 (大城三太)