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アスティーダ競り勝つ 岡山に3―1 第3マッチ張本、強敵に強気貫く 卓球・Tリーグ(21日の試合)


アスティーダ競り勝つ 岡山に3―1 第3マッチ張本、強敵に強気貫く 卓球・Tリーグ(21日の試合) 琉球アスティーダ―岡山リベッツ 第1マッチダブルスでガッツボーズする張本智和=21日、岡山武道館(チーム提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは21日、岡山武道館で岡山リベッツと対戦し、3―1で勝利した。通算成績は3勝1敗。

 第1マッチダブルスは張本智和・岡野俊介が1―2で吉山和希・及川瑞基に敗れた。第2マッチシングルスは篠塚大登が3―1で吉山和希を退け、第3マッチシングルスは張本智和が3―2でハオ・シュアイに競り勝った。第4マッチシングルスは吉村真晴が1―3で及川瑞基を破った。

 次戦は28日午後3時から那覇市民体育館で、TT彩たまと対戦する。


 第3マッチの張本智和が勝利を呼び込んだ。岡野俊介と組んだダブルスでは最後まで競り合ったが、第3ゲームの11―11の場面から張本の2連続ミスでゲームを落とした。

 続く第2マッチの篠塚大登は最初こそ相手に押されたが、尻上がりに調子を上げ、第2ゲーム以降は攻略に成功し、チームスコアをイーブンに戻した。

 第3マッチ、張本の相手は強敵のハオ・シュアイ。勝敗を左右する重要なゲームとなった。第1ゲームを最終盤の5連続失点で落としたが、第2ゲームは中盤の5連続得点で優位に立ち勝利した。

 1ゲームずつを奪い合い、最終第5ゲームに突入すると、最後まで強気の姿勢を貫いた。「今日はいいプレーができなかったが、ボールを一球でも多く返そうと考えていた。決めきるのが厳しかったので、ミスを減らそうと思った」

 8―8に追い付くと、ミスを恐れずに腕を振り抜いてフォアやバックで得点。最後は相手のミスを誘い、4連続得点で終止符を打った。

 吉村真晴も徐々に本調子に戻りつつあり、好敵手を退けた。昨季、セミファイナルで壁として立ちはだかった岡山を破り、大きな勝利となった。

 (大城三太)