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八重山商工、延長制す 浦﨑、好機ものに 十回裏、サヨナラ打放つ 沖縄県高校野球秋季大会(21日の試合)


八重山商工、延長制す 浦﨑、好機ものに 十回裏、サヨナラ打放つ 沖縄県高校野球秋季大会(21日の試合) 南風原―八重山商工 10回無死満塁、サヨナラ適時打を放つ八重山商工の浦﨑功=21日、Agreスタジアム北谷(ジャン松元撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 第74回県高校野球秋季大会第6日は21日、沖縄セルラースタジアム那覇などで、2回戦8試合を行った。八重山商工は延長十回タイブレークの末、南風原を2―1で下した。前原は陽明に8―1でコールド勝利した。沖縄水産は沖縄カトリックを8―3で下した。KBCは宜野湾に6―0で、首里は沖縄工に6―2で勝利した。ウェルネス沖縄は浦添に9―2で、与勝は石川に14―0でそれぞれコールド勝ちした。エナジックは八重山に6―0で勝利した。

 22日は同会場などで2回戦8試合が行われる。


 狙い澄ました一打だった。延長戦に幕を下ろしたのは、八重山商工の浦﨑功(2年)。無死満塁から二塁手の頭上を越すサヨナラ打を放ち、「序盤に打てていなかったので、挽回できた」と安堵(あんど)した。

 最後に好機をものにした。0―1で始まった延長十回タイブレークの裏。これまで相手の緩急をつけた投球に振り回され、打線がつながらなかった。

 チームの好機を広げたのは、この回先頭の上原琉碧(2年)だ。無死一、二塁で成功させたバントは内野安打となって、満塁に。「バントは苦手なので、一生分の運を使ったかも」と笑って振り返る。

 四球押し出しで同点に追いつくと、1番の浦﨑が打席に入った。変化球を「内野を越す」ときれいにはじき返して適時打とした。

 投げては先発左腕の金城友基(2年)が七回を無安打無失点の好投。継投の新城寛慎(2年)は、延長で1失点するも直後の打者は連続三振とした。

 浦﨑は「守備からリズムをつくるチームだ。次も頑張りたい」と意気込んだ。

 (名波一樹)

21日の結果

▽2回戦

KBC 6―0 宜野湾
首里 6―2 沖縄工
ウェルネス沖縄 9―2 浦添
(七回コールド)
与勝 14―0 石川
(六回コールド)
エナジック 6―0 八重山
八重山商工 2―1 南風原
(延長十回タイブレーク)
沖縄水産 8―3 沖縄カトリック
前原 8―1 陽明
(七回コールド)

22日の試合

▽2回戦
【セルスタ】9時
沖縄尚学―美里工
知念―西原
宜野座―宮古

【しんきん】9時
普天間―北中城
コザ―興南
本部―読谷

【北谷】9時
美里―那覇
名護―美来工科