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比嘉(名桜大)世界ジュニア6位 重量挙げ・女子59キロ級 スナッチ3位も、悔しさ隠せず


比嘉(名桜大)世界ジュニア6位 重量挙げ・女子59キロ級 スナッチ3位も、悔しさ隠せず スナッチで93キロを成功させる比嘉成(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 重量挙げの世界ジュニア選手権大会が21日(日本時間22日)、スペインで行われ、女子59キロ級に出場した比嘉成(名桜大1年)はスナッチ93キロ、ジャーク108キロのトータル201キロで6位だった。スナッチは3位、ジャークは9位だった。


 3位になった昨年に引き続き世界ジュニア選手権に出場した比嘉成(名桜大1年)だったが、トータル201キロで6位に終わった。「スナッチ(3位)でメダルを持って帰られるのは良かったが、6本成功させて去年よりいいメダルを持って帰りたかった」と悔しさを隠しきれなかった。

 東京での事前合宿を経て調子がいい状態で試合を迎えた。スナッチの1本目はアップでも持ち上げていなかった91キロを挙げた。2本目はアップをした直後に名前が呼ばれ、息が切れたままだったが93キロを挙げた。続く3本目は自己ベストの95キロだったが、持ち上げられたがしゃがみ込んだ時におしりがつき失敗した。

 ジャークは105キロからスタートし、2本目の108キロも少しふらついたが成功。自己ベスト更新となる3本目の110キロは日本でも成功していない重さだが、海外で勝負することを意識して挑戦。しかし、鎖骨に乗せることができず、持ち上げられなかった。

女子59キロ級でトータル6位となった比嘉成(右)と帯同した父の敏彦さん(提供)

 大学生となって練習環境が変わった。高校生の時より練習時間が取れず自己ベストは伸びていない。その間に海外の選手の成長しているのを実感した大会となった。来年が最後の世界ジュニアとなる。「もっといい記録を出す」と雪辱を誓った。

 (屋嘉部長将)