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沖縄SV、大分に2―2で引き分ける 終了間際に勝ちこぼす サッカーJFL


沖縄SV、大分に2―2で引き分ける 終了間際に勝ちこぼす サッカーJFL 沖縄SV―ヴェルスパ大分 後半18分、ゴール前へ走り込んで得点を決める小田垣旋=22日、日田市陸上競技場(沖縄SV提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 日本フットボールリーグ(JFL)の沖縄SVは22日、日田市陸上競技場でヴェルスパ大分と対戦し、2―2で引き分けた。通算成績は7勝7敗6分けで勝ち点27。

 前半は4分、青戸翔が頭で押し込んで先制し、1―0で折り返した。後半は17分に同点に追い付かれたが、直後の18分に小田垣旋が追加点を決めた。このまま逃げ切りたかったが、終了間際にロングボールを放り込まれ、エリア内の混戦から得点を許し、同点に追い付かれた。

 次戦は29日、新青森県総合運動公園球技場でラインメール青森と対戦する。


 終了間際の失点で、勝ち点3がするりとこぼれ落ちた。

 前半序盤、藤﨑将汰のヘディングシュートを青戸翔が頭で軌道を変えて先制。後半に失点するも、1分後に小田垣旋が滑り込んですぐにリードするなど、勢いがあった。

 一人一人がハードワークを徹底し、連動したプレスも有効で抜け目はほとんどなかった。それでも相手が一枚うわてだった。

 1失点目は、相手が放ったシュートが図らずもパスとなってゴール前の選手に渡り、押し込まれた。2失点目はロングボールから逆に揺さぶられ、そこからうまく中へ運ばれ、不意を突くようなボールの流れから同点に追い付かれた。

 悪くない守備を展開しながらも、前のめりで厚みのある攻撃をはじき返すことができず、小さなほころびから最後は崩された。

 青戸翔は「ここで勝ち切れるのが上にいくチーム。うちはそこが課題。目に見えないところ、メンタル面の強さを詰めていきたい」とチームを鼓舞する。

 小野木玲監督は「勝ち点3を1にしてしまったことは悔しさが残る。課題を持ち帰って修正していきたい」と足りなかった部分のプラスアルファを目指す。

 (大城三太)