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知念・伊波、攻守に躍動 流れ変える 沖縄県高校野球秋季大会(22日の試合)


知念・伊波、攻守に躍動 流れ変える 沖縄県高校野球秋季大会(22日の試合) 西原―知念 3回1死一、二塁、比嘉翔太の適時打で生還する知念の伊波昊毅=22日、沖縄セルラースタジアム那覇(喜瀬守昭撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 第74回県高校野球秋季大会第7日は22日、沖縄セルラースタジアム那覇などで2回戦8試合を行った。知念は西原を5―3で破った。宮古は宜野座に3―1で勝利した。沖縄尚学は美里工を7―3で下した。北中城は普天間に2―0で、コザは興南に1―0で勝利した。本部は読谷に8―1でコールド勝ちした。美里は那覇に3―1で勝利。美来工科は名護に延長十回タイブレークの末に4―3で勝利した。

 23日は同球場などで2回戦8試合が行われる。


 三回に逆襲ののろしを上げた知念。3点を追う1死三塁の場面。1番・伊波昊毅(2年)が「(直球で)来ると思った」とスクイズでまず1点。そのまま出塁し、二盗も決めて好機を広げた。さらに3番・比嘉翔太(1年)の適時打でさらに1点を加えた。

 四回表は伊波が二塁手として好守備を見せる。1死三塁の危機で、二ゴロに打ち取った打球をさばいて本塁へ送球、「落ち着いて動けた」と三走の生還を阻止し、流れを渡さなかった。チームはその裏、9番・宮城優之介の2点適時打で逆転を果たした。

 2安打1打点、2盗塁、さらには3度の併殺に絡むなど攻守で躍動した伊波。「(相手に)隙が出ると思っていた。そこを突いて流れを持ってこられた」と勝因を語る。「新チームの知念は、スピードが持ち味。次も足を生かして勝ち上がりたい」と次戦での勝利を誓った。

 (名波一樹)

22日の結果

▽2回戦

沖縄尚学 7―3 美里工
知念 5―3 西原
宮古 3―1 宜野座
北中城 2―0 普天間
コザ 1―0 興南
本部 8―1 読谷
(七回コールド)
美里 3―1 那覇
美来工科 4―3 名護
(延長十回タイブレーク)

23日の試合

▽3回戦
【セルスタ】9時
首里―沖縄水産
沖縄尚学―北中城
コザ―知念

【しんきん】9時
与勝―八重山商工
エナジック―KBC
宮古―本部

【北谷】9時
ウェルネス沖縄―前原
美里―美来工科