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FC琉球にJ1ライセンス 「例外規定適用」で来季も付与 ホームスタジアムの改善策提出が必須


FC琉球にJ1ライセンス 「例外規定適用」で来季も付与 ホームスタジアムの改善策提出が必須
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 Jリーグは24日、サッカーJ3のFC琉球に来季もJ1クラブライセンスを付与することを決定した。ホームスタジアムである沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムについては、屋根の施設基準を満たしていないとして、基準を満たすための改善策、もしくは構想を今年11月30日までに書面で提出することを科した。

 観客席の3分の1以上を覆わないといけないという基準に対し、クラブが提出した「ホームスタジアムの検査表」によると、観客席の現状は全10122席のうち、屋根で覆われている座席は64席としている。

 一方で琉球は例外規定として「スタジアムを5年以内に新設し供用開始を約束すること」を適用し、認められた。

 他にも13クラブが同様の例外規定適用でライセンスを付与された。

 琉球フットボールクラブの柳澤大輔社長は「昨年までと同様に猶予期間の例外適用によるライセンス取得となった」とのコメントを発表。新スタジアムについては「玉城デニー知事から遅くとも2031年度の供用開始に向けた意向の表明をいただいた。連携して早期整備に全力で取り組んでいきたい」との考えを示した。

 J1ライセンスは49クラブ、J2ライセンスは11クラブ(FC大阪は新取得)に交付され、不交付は0だった。

 (大城三太)