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友利は女子円盤3位 自然体で好記録 陸上・日本学生対校


友利は女子円盤3位 自然体で好記録 陸上・日本学生対校 女子円盤投げで3位に入った友利晟弓(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 陸上の第93回日本学生対校選手権が19~22日、神奈川県の川崎市等々力陸上競技場で行われた。女子円盤投げの友利晟弓(九州共立大2年)は45メートル62で3位、城間歩和(ほのか)(九州共立大大学院2年)は45メートル55で4位だった。外間結希乃(国士舘大2年)は39メートル67で20位。男子400メートルの平川慧(東洋大1年)が予選46秒82で準決勝へ進んだが、決勝進出は逃した。東洋大は1600メートルリレー決勝を3分5秒71で制し、平川は2走で出場して優勝に貢献した。砲丸投げの照屋瑠亜(国士舘大2年)は15メートル26で10位だった。女子400メートルの石嶺真鈴(東京女子体育大3年)は57秒07で予選敗退だった。

 女子円盤投げの友利晟弓(九州共立大2年)は45メートル62で3位。「まだまだいけたかな」と感触を語った。自己ベストは今年2月に大学の記録会で出した48メートル84。「技術的な部分は気にしてなくて、全体的にパワーを出せたという感じ。風にも乗ってくれた」と自然体で出した記録だった。

 現在取り組んでいるのは、フィジカル面の強化だ。「監督からも言われていることだが、パワーが必要。もっと筋力をつけたい」と日々の鍛錬に取り組む。1年前の同大会から記録を3メートル伸ばし、成長を実感している。

 ただ、大会1位の齋藤真希(東海大大学院2年)は56メートル77の大会新を出し、何歩も先をいく。「円盤を動かすパワーやスピードが投げ始めから運びの部分、離した後も全然違う」と大きな壁として立ちはだかる。

 大学の先輩である城間歩和と練習を重ねる毎日で「心強い」と語る。「今年は大会で場数を踏めて、安定して流れをつかみきれている。気持ちの面でも成長できている」とさらなる精進を誓った。

 (大城三太)


けがにひるまず距離伸ばし4位 女子円盤・城間

 今季で競技を離れる城間歩和(九州共立大大学院2年)が最後のインカレで45メートル55で4位に入った。「右足のけがの状態ではベストだが、表彰台まであと一歩届かず悔しい」と唇をかんだ。

 右の前十字靱帯断裂のため、歩くのもきつい状況だったが、テーピングで固めて挑んだ。気持ちの面でひるまず思い切り行けたという城間。思い切り振り切ることと体の開きを抑えることを意識し、どんどん距離を伸ばし、5投目で45メートル55をマークした。

 28日から始まるグランプリシリーズが競技者として最後の試合となる。「(インカレで)今の状態でも、まだいけるかもしれないと思えた。思い切って、投げたい」と楽しみな気持ちを抱き、最後のサークルへ向かう。

 (屋嘉部長将)


 【男子】

▽400メートル予選2組 (2)平川慧(東洋大)46秒82=準決勝進出

▽同準決勝1組 (4)平川47秒13

▽1600メートルリレー予選5組 (1)東洋大3分6秒40=決勝進出

▽同決勝 (1)東洋大(小川、平川慧、白畑、新垣)3分5秒71

▽円盤投げ決勝 (2)藤原孝史朗(九州共立大)53メートル43

▽砲丸投げ決勝 (10)照屋瑠亜(国士舘大)15メートル26

 【女子】

▽400メートル予選6組 (5)石嶺真鈴(東京女子体育大)57秒07

▽円盤投げ決勝 (3)友利晟弓(九州共立大)45メートル62(4)城間歩和(同)45メートル55(20)外間結希乃(国士舘大)39メートル67