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セグロウリミバエ、寄生初確認 沖縄県内複数件 農水省「防除徹底を」


セグロウリミバエ、寄生初確認 沖縄県内複数件 農水省「防除徹底を」 セグロウリミバエ(県病害虫防除技術センター提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 新垣 若菜

 沖縄本島で初めて確認されたウリ科植物などに被害をもたらすセグロウリミバエの果実への寄生が複数件あったことが、9日までに分かった。寄生の確認は県内では初となる。

 国内での定着事例がないため、まん延した場合の被害程度は不明だが、農林水産省の担当者は「周辺国も含めアジア全域での被害が報告されている。防除を徹底しなければならない」と警鐘を鳴らした。

 果実への寄生が確認されたのはいずれも、成虫が調査用トラップにかかった名護地域。県病害虫防除技術センターによると、トラップ箱から成虫が確認された周辺で産卵の有無など調査を続けたところ、複数の家庭で栽培されるウリ科果実で同種の幼虫やさなぎが育っていたという。他の地域への広がりは現在確認されていない。

 同種は、県が1993年に根絶宣言をしたウリミバエとは別種だが、同様にウリ科の果実などに寄生し、産卵するなどして実の腐敗を引き起こす。県内での確認は海外からの飛来の可能性が高いとされている。

 農林水産省の担当者は「定着すると、ウリミバエのような被害を起こす可能性もある。悠長に構えていてはいけない」と指摘した。 

(新垣若菜)