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AnlyとRei、心躍るリズム 高良レコード店75周年ライブ ブルースやロック、多彩に


AnlyとRei、心躍るリズム 高良レコード店75周年ライブ ブルースやロック、多彩に アンコールに登場し、会場を盛り上げるAnly(左)とRei=8日、那覇市の桜坂セントラル
この記事を書いた人 Avatar photo 古堅一樹

 高良レコード店75周年ライブ「SUNDAY AFTERNOON BLUES(サンデー・アフターヌーン・ブルース)2024」が8日、那覇市の桜坂セントラルであった。伊江島出身のシンガー・ソングライターAnlyと兵庫県伊丹市出身で、米ニューヨーク育ちのシンガー・ソングライターReiが共演した。ブルース、ロックなどを多彩に響かせ、心躍るリズムを刻んだ。

 まず登場したのはAnly。暗めの照明の中で格好良くギターを弾き出し、1曲目「Boys Blues」が始まった。10代の頃に制作し、音楽への思いや島を出て感じたことなどをつづったという同曲。ゆったりとしたブルース調の曲に乗せて歌い、観客がじっくり聞き入った。

 2曲目以降、「エトランゼ」「TAKE OFF」と続く。テンポを速め、観客が「オーオオ!」などと呼応するコール・アンド・レスポンス(掛け合い)や手拍子も交え、会場は一体となった。

 デビュー前のストリートライブをした思い出などにMCで触れた後、2015年のメジャーデビュー曲「太陽に笑え」を披露した。「FIRE」「Don’t give it up!」などと続けた。不安に直面にしても、何度も立ち上がる前向きなメッセージが心に響いた。

 後半はReiのライブ。「My mama」を皮切りに「JUMP」「QUILT」などを披露した。曲によって、アコースティックギターとエレキギターを持ち替えた。タンバリンを首にかけて演奏する場面もあり、巧みな演奏技術やパフォーマンスで楽しませた。「Smile!」「What Do You Want?」なども披露した。

 2人そろって登場したのはアンコールの2曲のみ。まず披露したのはエリック・クラプトンの「Change The World」。2人でアコースティックギターを弾き、しっとりと歌い上げた。

 「あの曲のこと忘れてない?」と客席へ呼びかけたAnly。最後の曲に選んだのは、ライブのタイトルでもある「SUNDAY AFTERNOON BLUES」。Reiはエレキギターに持ち替え、背中合わせの2人が演奏するなど、大歓声の中で締めくくった。