再生医療の可能性発信 当山美容形成外科 當山拓也院長【琉球新報DIGITAL特別企画】


 とうやま・たくや 1975年生まれ。東京医科大卒業後、東京大医学部、東京警察病院等で研さん。東京西徳洲会病院形成外科・美容外科医長等を経て2016年当山美容形成外科副院長就任。17年から現職。

 2022年を振り返って。

 コロナ禍により、医療の必要性がより鮮明になったと感じています。当院の使命である「医療は人と社会への最高のサービス業」を念頭に、何をすべきか、私たちにできる社会貢献は何かを考えてやってきました。那覇市医師会の理事として県内のコロナ対応、そして院内のコロナ対策をしながらなんとか診療を続けて来られました。

 美容医療は直接命にはかかわらないかもしれませんが、自分らしく生きる力を提供することは大切だと考えています。人間は心が満たされないと生活も満たされません。周りからは指摘されなくても、自身の体の悩みが一つ解決すれば、クオリティー・オブ・ライフ=人生の質が上がります。

 

 再生医療について教えてください。

 再生医療は身体機能や能力を、自身の細胞を用いて修復・再生させる治療です。当院は医師の要件・治療の安全性・妥当性など国の厳正な審査を経て第二種再生医療等提供計画番号を取得しており、皮膚の加齢性変化や変形性関節症、脳梗塞後遺症、難治性アトピー性皮膚炎に対して治療の提供が可能です。

 日本の再生医療は世界的に見ても技術や法整備が進んでいます。沖縄の医療の水準は全国と比較して決して低くなく、むしろ高い水準にあると考えています。県民の皆さんはもちろん、地理的優位性も生かして沖縄が東アジアをターゲットにした再生医療の拠点になるように展開していくべきだと思っています。

 

 開院70年を迎えました。

 当院は祖父の堅次が戦後まもなく桜坂で開院し、父で会長の護、私と3代にわたって形成外科・美容外科を営んでいる世界的にも珍しいクリニックかもしれません。30年前、40年前に手術した方が再診されることもありますし、離島からのアクセスが良いので、親子何代にもわたって当院に通っていただいている方もいらっしゃいます。

 20年1月に那覇市久茂地2丁目にリニューアル・移転開院した現在のクリニックモールは保険診療と自費診療のフロアを分け、内科クリニックと調剤薬局もあり、医療連携・医薬同居型で最先端設備も整っています。オフィス街ですから、働き盛りの人たちの健康を担っていきたいとも思っています。

 

 23年の抱負をお聞かせください。

 第一には再生医療の可能性を多くの方にお伝えしていきたいと考えています。かつて長寿県といわれた沖縄ですが、近年はさまざまな課題が指摘され、有病率が高いといわれます。これからは、ただ病気を治すだけでなく、人生の質を高める医療も必要な時代です。美容医療も含め、長生きすることと心身の健康が両立していることが大切です。今の医療の限界を感じている場合はぜひ当院にご相談いただければと思います。

 コロナ禍で中断していますが、地域の方々へ向けた講演会も再開したいと考えています。最新の美容医療や再生医療の情報を沖縄の皆さんに説明することで認知度を上げ、当院が悩んでいる方々への情報発信拠点となれれば幸いです。

 




http://www.touyama.com/

 

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