【名護】沖縄県名護市城の商業ビル「ナゴプラザ」の壁を巨大なオキナワキノボリトカゲ(方言名・アータクー、アーナー、コーレーゲスなど)がよじ登っている。
17年ほど前に設置されたキノボリトカゲの大きさは約7メートル。テナントが入居する5階から、貯水タンクのある7階部分までの壁に張り付いている。ナゴプラザの所有者の男性は「名護市はやんばるの玄関口。やんばるで多く見られるキノボリトカゲを見てもらい、北部にやってきたという気分を高めてほしいと思い設置した」と振り返る。
沖縄海邦銀行名護支店は今年5月初旬まで同ビルに入居。同行の女性行員は「いい目印。遠方から支店に来るお客を案内する際は『キノボリトカゲがいるビルです』と説明していた」と話した。