「どこでもドア」開けたら何が見える? 渡嘉敷のホテルが設置、人気スポットに期待


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ドアの周りで撮影会を楽しむ子どもたち=20日、渡嘉敷島とかしくマリンビレッジ

 【宜野湾・渡嘉敷】宜野湾市我如古の三和木工所(仲田光代表)が制作した野外に置ける可動式ドアが20日、渡嘉敷島とかしくマリンビレッジ(古波蔵善之介代表)のホテル施設に設置された。縦2メートル40センチ、横1メートル10センチのピンクのドアは、アニメドラえもんの「どこでもドア」をイメージして作られた。ドアを開けると青い海が広がり、SNS映えの人気スポットになることが期待されている。設置した翌日から子どもたちや地元の人たちが早速撮影会を始める人気ぶり。(知念夏希通信員)

 古波蔵さんは「コロナの影響で経営は大変だが、少しでも楽しめるようにと設置を依頼した。コロナ自粛で気軽に旅行できないが、このドアを開けて来てください」と笑顔で話した。

 制作した仲田さんが、車に積んでフェリーに乗り納品した。可動式で分解ができ設置場所は自由自在。雨風に負けない特殊な塗装が施されている。風がなく天気の良い日は砂浜に置くこともでき、台風の際は分解し撤去できるようになっている。

 仲田さんは「雨風に対応できるよう制作に時間がかかった。新しい渡嘉敷島の観光スポットになってほしい」と笑顔で話した。