「日本一を目指す」 琉球コラソン、新シーズンへ抱負


この記事を書いた人 平良 正

 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは22日、沖縄県那覇市のダブルツリーbyヒルトン那覇首里城で26日に開幕する2017―18シーズンに挑む新体制を発表した。水野裕紀選手兼監督は「コラソン創設10周年という節目の年に日本一という最高の結果で終われるようにしたい」と意気込んだ。

創立10周年の節目の2017-18年シーズンに向け、意気込む水野裕紀選手兼監督(前列中央)と選手ら=22日、那覇市のダブルツリーbyヒルトン那覇首里城

 新シーズンから試合数が増え、これまで以上にタフな試合になることが予想される。選手はウエートトレーニングなども取り入れ、長期のシーズンを戦い抜く練習を重ねている。一方、昨季、得点源だった196センチの趙顯章が豊田合成に移籍した。大型選手がいなくなったことで、走力の重要性がより増した。2シーズン目となった水野選手兼監督は「守備からの速攻を基本にした試合展開を目指す」と構想した。

 元日本代表で2015年にコラソンで現役を引退した東長濱秀作(当山小―浦西中―興南高―日体大出)がチームアドバイザーに就任した。選手へのアドバイスや監督との戦術などの相談を受ける。東長濱は「選手が監督を兼務する難しいチーム事情もあるが、監督が選手としてのプレー時間を延ばすためにもベンチワークを頑張りたい」と抱負を述べた。

 中川智規、仲程海渡、浅井悠の新加入3選手もあいさつした。中川は「フィジカルを生かしたプレーで貢献したい」、仲程は「日本一を達成して沖縄へ恩返しをしたい」、浅井は「チームに勢いを与えられるような選手になりたい」とそれぞれ意気込みを語った。

 コラソンの今季初戦は27日午後2時、県立武道館で大同特殊鋼と戦う。