やんばる桜色に 今帰仁と名護できょう祭り開幕


この記事を書いた人 琉球新報社
ライトアップで鮮やかに彩られる今帰仁城跡のヒカンザクラ=26日午後6時15分ごろ、今帰仁村今泊の今帰仁城跡(又吉康秀撮影)
寒空に映える鮮やかなピンクのヒカンザクラ=26日午後3時半ごろ、名護市城の名護中央公園(又吉康秀撮影)

 【今帰仁】27日に開幕する「第11回今帰仁グスク桜まつり」(同実行委員会主催)に向け、桜と今帰仁城跡をライトアップする照明の試験点灯が26日夜、沖縄県今帰仁村の同城跡で行われた。

 夜の桜が光に照らされ、世界遺産のグスクを背景に幻想的な光景が浮かび上がった。約600本の桜は、五~六分咲き。来週末ごろが見頃という。まつりは2月12日まで。

 名護市では27、28の両日、「第56回名護さくら祭り」が開かれる。

<名護でも多彩な催し>

 【名護】「日本の春はここからはじまる」をキャッチフレーズに「第56回名護さくら祭り」(同実行委員会主催)が27日から、名護市の名護中央公園や周辺会場で開かれる。28日まで。

 約2万本の桜が祭りを彩る。実行委員会によると、全体では四~五分咲き。満開となっている木もある。例年より開花が早いという。市内パレードなどさまざまな催しが予定されている。

 26日は時折小雨の降る肌寒い天気となったが、外国人の観光客らが訪れ、桜の前で記念撮影するなどしていた。

 今帰仁村では「第11回今帰仁グスク桜まつり」、本部町では「第40回もとぶ八重岳桜まつり」が開かれている。