犠牲者を忘れない 那覇・久茂地 復興願い込め「東北3・11」灯火


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追悼と復興への思いを込め、ろうそくにともされた「東北3・11」の文字=10日、那覇市久茂地のパレットくもじ前

 東日本大震災から7年を前に、那覇市久茂地のパレットくもじ前イベント広場で10日夜、東日本大震災の犠牲者の追悼と復興を祈念した「東日本大震災復興の灯火」が開催された。今年で7回目。

 主催した特定非営利活動法人「万国津梁の会」の会員とボランティアら10人が、イベント広場にろうそく約800本を設置し「東北3・11」の文字を浮かび上がらせた。

 万国津梁の会の松川直樹会長は「台湾や西表島の地震など、震災は人ごとではない。7年前の東北での震災を忘れないでほしい」とイベントへの思いを語った。

 ボランティアとして参加した我那覇樹実(たつみ)さん(20)=専門学校生=は「亡くなった人を追悼しながら、早く復興できるようにと思いながら火を付けた」と話した。