【宜野座】国の天然記念物で準絶滅危惧種に指定されているマガン11羽が5日、沖縄県宜野座村のカボチャ畑に飛来した。県鳥獣保護管理員の前原信政さん(75)=村松田=が確認し、撮影した。1日ごろから飛来し、4日には9羽を確認した。
北海道で約30年暮らしたこともある前原さんは「北海道では見掛けることもあるが、沖縄ではめったにない。これだけの数がいることも大変珍しい。越冬のため休んでいるのだろう」と語った。
前原さんや写真を確認した沖縄野鳥の会会長の山城正邦さんによると、飛来したのは成鳥と幼鳥とみられる。