希望胸に門出 沖縄県内公立中で卒業式


社会
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恩師や保護者らからの祝福を受け、笑顔で学びやを後にする卒業生=9日午後、那覇市立石田中学校(上原修撮影)

 沖縄県内の公立中学校149校のうち約8割の117校で9日、卒業式が行われた。小雨が降る中だったが卒業生たちは、家族や恩師に見守られながら笑顔で思い出の詰まった学びやを巣立った。那覇市立石田中学校では、144人の卒業生が平良満洋校長から卒業証書を受け取った。卒業生と在校生によるアカペラの大合唱もあり、美しいハーモニーと圧倒的な歌声が体育館中に響き渡っていた。

 卒業生を代表して玉城亜莉杏さんが「私たちは石田中学校で学んだことを力にして、それぞれの道、目標に向かって強く歩んでいく」と決意を述べた。

 平良校長は「俯瞰(ふかん)力を持ち、自律した大人の姿を追求し、努力を重ねていくことを期待する」と門出を祝った。

 県内では8日に1校、10日に22校、12日に4校、15日に2校の公立中学校で卒業式がある。特別支援学校(中学部)は各学校によって卒業式の日が異なる。