宝石みたい! ヒスイカズラ神秘に200房咲き乱れ 読谷・松田さん宅


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 【読谷】沖縄県読谷村高志保の松田昌次さん(68)宅の玄関先で、フィリピン原産のヒスイカズラが見頃を迎えている。宝石のヒスイに似た勾玉(まがたま)型の花が一斉に咲き乱れる様は神秘的で、多い日には1日130人が訪れるという。200房に及ぶ青緑色の花房は、散歩中の近隣住民や車で行き交う人々の目を楽しませている。

ヒスイカズラが見頃を迎え、一面に青緑色の世界が広がる松田昌次さん宅の庭=2日、読谷村高志保

 ガーデニングが趣味という松田さんは美しい色合いにほれ込み、7年前からヒスイカズラを自宅で栽培している。毎春、花を咲かせるが、今年は例年の倍以上に花房を付けた。

 「われながらジョートーさー。たくさんの人に季節を感じ、喜んでもらえたらうれしい」。満面の笑みを見せる松田さん。近所から見に来た女性も「さすが、花を育てるのが上手な松田さん。あまりにきれいで見とれる」とうっとりした様子だった。

 見頃は5月ごろまで。夜間は毎日午後9時半までライトアップされ、日中とはまたひと味違った幻想的な空間になる。