びっくり!沖縄でメロン収穫 試行錯誤重ね5年かけてついに結実 「素人でもできる」


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苦労の末やっとできたメロンを手にする小宮良一さん=名護市許田

 【名護】市民農園でメロンができた! 沖縄県の名護市民農園を年間3千円で33平方メートル(約10坪)を借りて農業をしている小宮良一さん(69)が試行錯誤の末、5年がかりでついにメロン収穫にたどり着いた。

 小宮さんは8年前に東京から名護市に移住してきた。小宮さんは「どうしても北海道の夕張メロンのようなメロンを沖縄でも作りたい」との一念だったという。「5年間失敗だらけだったが、やっとできた。粘り強く頑張れば素人でもできることを知ってもらいたい」と笑顔で話す。

 メロンは2畳ほどの土地に手作りの小さなハウスを建て、種子から3本の苗を育てた。それぞれの苗から2個ずつの計6個が重さ1・5キロ近くに成長。6月20日に収穫した。

 メロンはハネムーンRと緑の彗星(すいせい)の2種類。ネットで種子を買い求めた。メロンは水はけが良くないと育たないので土づくりに米ぬかや米汁、牛糞などを混ぜ込んだ。落ち葉や竹の葉なども入れて工夫を重ねた。仲間の名護博物館友の会の集まりにメロンを持参して味わってもらう考えだ。
 (幸地光男通信員)