ジャンボ機が最終フライト ANA、満席565人搭乗、羽田へ


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地上係員らに見送られ、羽田行き最終フライトのため滑走路へと向かうボーイング747型機=31日午後0時58分、那覇空港

 全日本空輸(ANA)のボーイング747―400(B747―400、通称・ジャンボ)は31日午前、最終運航を迎え、那覇空港国内線ターミナルで退役記念式典を行った。最終便は満席の565人が搭乗し、午後1時20分すぎに那覇から羽田へ出発した。国内最後のジャンボ運航となり、大勢が〝沖縄観光の火付け役〟の最終フライトを惜しんだ。

 ANAは1979年1月にB747型機を導入し、同年2月に沖縄路線を就航した。90年にはB747―400を沖縄路線に投入した。ANAは「ジャンボ機の燃費が悪く、機材も古いなど退役を決めた」と退役の理由を説明した。
 B747型機は国内でこれまで120万回を運航し、約3億人が利用した。
 記念式典で、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)の上原良幸会長は「B747は沖縄観光の火付け役でもあった。これまで沖縄のために飛んでくれて感謝したい」とあいさつした。
【琉球新報電子版】
英文へ→ANA’s jumbo jet makes final flight from Naha to Haneda