原油、5年ぶり安値 OPEC総会後、下落続く


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 【ニューヨーク共同】週明け8日の原油先物相場は一段安となり、米国産標準油種(WTI)は1バレル=62ドル台、欧州の代表的な原油指標である北海ブレント原油先物は65ドル台まで一時値下がりし、いずれも約5年ぶりの安値となった。
 石油輸出国機構(OPEC)が総会で減産見送りを決めた11月末以降、下落基調が強まっている。需要先行きを不安視した石油メジャーの一部は来年の設備投資削減を発表した。
 市場関係者の間ではWTIは、1バレル=60ドル程度までは値下がりするとの見方が多い。60ドル程度に下落すると米国で減産が始まり、原油価格は下げ止まるとの見方も出ている。
(共同通信)