【中国時報】台南大学、燃料電池車を開発 バイク転用も可能


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 台湾の国立台南大学は8日、本年度の研究成果発表会を開催。その中で発表された新世代の燃料電池自動車が、その経済性と機能の高さで多くの企業に注目されており、すでに技術提携を申し入れた企業も出てきている。

 同大が開発した燃料電池自動車は、車内に搭載した水素と空気中の酸素を反応させて発電し動力とするもの。搭載した4本の水素ボンベの補填(ほてん)にかかる費用はわずか10元(約33円)と安価で、最大走行距離は120キロを記録している。最高速度は58キロ以上で、現在のところ2時間程度の走行が可能。バイクにも転用することができる。
 同大では「日本の企業が次々と燃料電池自動車を発売しているように、燃料電池自動車への転換は世界的な潮流だ。今後企業と協力し商品化を進めたい」としている。