今月14日に行われた衆院選小選挙区の仙台市青葉区での開票作業で、市選挙管理委員会は26日、担当者が集計ミスを隠蔽するため、実際にはなかった976票を無効票などに水増し集計していたと発表した。50代の係長級男性職員が提案、上司に当たる青葉区選管の選挙課長が了承していた。
架空の票を無効票と処理したため、選挙結果に影響はないが、投票数を操作することは公職選挙法に抵触するという。区選管の後藤秀一事務局長は「(故意の架空計上は)法的に処置が必要だ」と話し、県警捜査2課は「選管から相談は受けている」とし、捜査するかどうか検討している。
(共同通信)