宜野湾市議会、米ヘリ部品落下に抗議決議


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 【宜野湾】宜野湾市議会(大城政利議長)は30日の臨時会で、今月15日に米軍普天間飛行場所属のAH1W攻撃ヘリが渡名喜島沖の海上で三つの装備品(計約200キロ)を落下させた事故に対する抗議決議、意見書を全会一致で可決した。宛て先は在沖米国総領事、第三海兵遠征軍司令官・沖縄地域調整官など。意見書は首相、外相、防衛相など。2月2日に沖縄防衛局など関係機関を訪れ、直接抗議する。

 決議と意見書では、昨年から普天間のAH1Wヘリによる揚陸艦への着艦失敗や部品落下事故が相次いでいることなどに触れ「事故後の効果ある再発防止策が講じられているのか甚だ疑問であり、激しい憤りを禁じ得ない」と指摘。同ヘリの即時飛行中止や住宅地域上空での飛行訓練の即時中止、普天間飛行場の即時閉鎖、早期返還を求めている。
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