米高官、北朝鮮政府は正統性ない 討論会で人権侵害非難


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 【ワシントン共同】米国のキング北朝鮮人権問題担当特使は17日、北朝鮮政府が自国民を経済的困窮に陥れ、人権侵害を続けていると指摘、韓国と比較しながら「国際社会の支持も失っており、国民を代表する正統性がないのは明らかだ」と非難した。

 北朝鮮の人権侵害実態を告発した国連調査委員会の報告書公表から1年を迎え、ワシントンで開かれた討論会で述べた。
 キング氏は、北朝鮮政府との交渉を通じて核問題解決を目指すとする一方、米政府として人権問題での取り組みを強化する決意を強調した。
 北朝鮮国連代表部は16日、討論会中止を要求、開催すれば「強硬に対応する」と警告していた。
(共同通信)