ごみとして海に流れ込んだ後、紫外線や波により5ミリ以下の大きさに砕かれた微細なプラスチックが、多量に東京湾に浮遊しているとの調査結果を、東京農工大の高田秀重教授(環境化学)が19日までにまとめた。
これらは「マイクロプラスチック」と呼ばれ、最近、食物連鎖を通して生態系全体に及ぼす悪影響が懸念されている。高田教授は「魚介類も餌と間違えてのみ込んでいる可能性がある。ただちに健康被害があるわけではないが、プラスチック生産量は増加傾向にあり、廃棄物の管理強化が求められる」と話した。
プラスチックは、レジ袋やペットボトルのふたに利用されるものが多かった。
(共同通信)
東京湾に微細プラスチック 食物連鎖で生態系に影響も
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琉球新報社