「本屋大賞」に上橋菜穂子さん ファンタジー長編「鹿の王」


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 全国の書店員が最も売りたい本を選ぶ「2015年本屋大賞」の発表会が7日、東京都内で開かれ、上橋菜穂子さん(52)の「鹿の王」(角川書店)が大賞に選ばれた。

 受賞作は、架空の世界を舞台にした上下巻のファンタジー長編で、既に発行計100万部。謎の病をめぐる元戦士や医師らの闘いと運命を、壮大なスケールで描く。
 上橋さんは89年にデビューし、「精霊の守り人」などの「守り人」シリーズ、「獣の奏者」シリーズなどで人気を得てきた。昨年、児童文学のノーベル賞といわれる国際アンデルセン賞作家賞を受賞。川村学園女子大特任教授で、専攻は文化人類学。
(共同通信)