琉球新報社 【ニューヨーク共同】核軍縮や核拡散防止の状況を精査し、課題を議論する５年に１度の核拡散防止条約（ＮＰＴ）再検討会議が２７日午前（日本時間同深夜）、ニューヨークの国連本部で開幕する。冒頭、イタリア訪問のため不在の潘基文国連事務総長のメッセージを副事務総長が代読。段階的核軍縮を主張する核保有国と、一層の軍縮を求める非核保有国が対立を乗り越え、「核兵器なき世界」前進につながる最終文書で合意できるかが焦点だ。
広島、長崎の被爆７０年の節目に当たる再検討会議で、５月初旬には被爆者や広島、長崎両市の市長が演説し、核廃絶の悲願を訴える予定。
（共同通信）
