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アフロ記者が実践する「ない」暮らし 稲垣えみ子さん

2019.09.15

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 琉球新報社は9月14日、会員制講座「step☆なりたい私へ」の第2回講座を那覇市泉崎の琉球新報ホールで開いた。「『ある』幸せ『ない』幸せ アフロ記者のインディペンデント・ライフ」と題し、ジャーナリストの稲垣えみ子さんが講演した。約320人が来場し、楽しみながら節約する稲垣さんの豊かな生活に耳を傾けた。
 朝日新聞の記者だった稲垣さんは東日本大震災を機に始めた超節約生活をつづったコラムが話題に。十分な給与をもらえる中、生活は上昇し続けると思ったが、人生を折り返す40歳ごろから「後は下りる」と意識。「会社は50で卒業したい」と考えるようになり、2016年に早期退職した。
 そこから「何でもある暮らしから、ない暮らし」に変わった。築50年の家賃が安い集合住宅に引っ越し、持ち物は譲るなどして処分した。電気料金は最安5アンペアの契約で月に200円ほど、カセットコンロを使い、水道も制限した。自宅に冷蔵庫はなく、食事はぬか漬けや干物を作る。近所のカフェや豆腐屋、名刺屋など必要な場所できちんとお金をかけ、人とのつながりは深まった。「家にないが外にある。工夫して楽しい」と目を輝かせた。