風水カウンセラー語る2020年の“食”「体を温める食材を!」


社会
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風水カウンセラーの林秀靜さん

2020年がスタートした。今年はいったいどんな一年になるのか、多くの人が気にしているはずだ。そこで、風水カウンセラーとして多くの開運情報をもたらしてくれる林秀靜さんに、今年の運勢をうかがってみた。

「その前にまず、風水について簡単にお話ししましょう。風水とは、古代中国から伝わる環境学のようなもので、いってみれば“どうやったら元気で幸せに暮らせるか”という知識の集大成です。そのなかで、人の性格や運命といった抽象的な事象を含め、この世に存在するすべてのものに影響を与えるとされるのが『木・火・土・金・水』の5つの気。これが『五行説』で、それぞれに陰と陽があります。ご存じのように今年はねずみ年。十干十二支を組み合わせた六十周期の干支では、庚子の年にあたります。冬をつかさどるとされる“水の気”(陰)がとても強まるときで、イメージは静かで冷たい水。冷静になって深く物事を考えられるときですが、残念ながら景気は冷え込みやすく、特に後半にかけて悪化しそうです。じつはリーマン・ショックも、この水の気に支配された年に起こっています。体でいえば、冷えに悩まされ、体調をくずしやすく、気持ちも落ち込みやすいといえるでしょう」

……それはかなり心配。昨秋の消費税増税以来、じわじわと冷え込みを実感している人も多いはずだが、さらなる追い打ちか——。

「いきなり、おどかしちゃいましたね。でも、大丈夫。ちゃんと対処法はあるんです。五行説では、よきにつけあしきにつけ、5つの気はお互いに影響し合うと考えられています。だから、水の気の力を弱める“土の気”や“火の気”を意識して補えばよいのです」

具体的には、何をどうしたらよいのだろう。

「すぐにできることのひとつが、食事でしょう。お伝えしたとおり、すべてのものに気があるということは当然、食材にもあるわけで、土の気と火の気のものを食べることが開運のカギとなります。まず、土の気の食材として代表的なものが、牛肉。野菜ではさつまいもやじゃがいもなどのイモ類。魚介ならサケ、サンマ、ブリ、タコ。あとは白米や、フルーツではりんご、ぶどう、いちじく、ライチ、なつめも挙げられます。次に、火の気のある食材は、羊肉と卵。野菜ならにんにく、にら、玉ねぎ、ピーマン、しょうが。魚介類ではエビ、タイ、フグ、アジ。あとは、もちや玄米、フルーツでは桃、すもも、さくらんぼ、びわ、栗がこれに属します」

これは、なんだか魅惑的な食材がズラリと並んだ印象だ。

「それから、血のめぐりをよくする香辛料もおすすめ。先に挙げた食材と一緒にとれば、さらに効果が上がります。日本酒やワイン、紹興酒などのお酒もいいですよ。共通するのは、体を温めるということ。体温が上がるとエネルギーが満ちあふれ、暗い気持ちも不景気も吹き飛ばすことができます。毎日の食事を見直し、どんな冷え込みにも負けないよう備えておきましょう」

「女性自身」2020年1月21日号 掲載

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