AIが手塚作品！？［まーちゃんのお笑いニュース道場 web版］

りゅうちゃんクラブで連載中の「お笑いニュース道場」番外編です。web版会員限定連載です。

はいさい！
「履くだけで走り出したくなる」と話題のナイキの厚底ランニングシューズを、東京オリンピックでぜひ“競歩”の選手に履かせてみたいと思っている三流芸人です。

この走り出したくなるシューズを履いて、競歩の選手がスタートからゴールまでちゃんと“歩く”ことができるのか？
ぜひ見てみたいさ。途中で我慢できずに皆走り出してね。全員失格！それはそれで楽しいさ～って、選手からすれば迷惑だわ！

でも『競歩の選手も走り出す！ナイキの厚底ランニングシューズ』なんてキャッチコピーにすれば、さらに売れるかもよ。

新記録連発の厚底ランニングシューズも買いたいけど、２月２７日発売の「モーニング」も買いたいさ。

モーニングと言っても喫茶店の朝御飯じゃないよ、講談社から発売されている漫画雑誌。なんと２７日発売のモーニングには、漫画の神様と言われている手塚治虫さんの漫画を学習した人工知能（AI）が、ストーリーやキャラクターデザインを担当した新作「ぱいどん」が掲載されるらしい。

手塚治虫作品の世界観や人物像を学習、分析したAIが新たなシナリオやキャラクターの顔デザインを生成し、人間のクリエーター陣が肉付けして完成させたそうで。

昨年末のNHK紅白歌合戦に登場したAI美空ひばりさんにもびっくりしたけど、まさかAI手塚治虫さんまで登場するとは！っというか、AIに「さん」付けもなんだか変だなっ。
ここまで来たらAIキリスト様とか、AIお釈迦様なんていうのが登場するのも時間の問題だな。

AIが作った漫才をお笑い芸人が演じるM－１グランプリならぬA－Iグランプリなんてすぐ開催されるはずな。
お笑い芸人がネタをつくるよりも、AIがつくったネタのほうが緻密で「大量生産」できそうだしや。
年に１回どころか、毎週開催できるんじゃない？

このコラムだって将来、AIが導入されてね。タイトルも『お笑いニュースAI道場』にしてさ。ビートたけしさんや爆笑問題さんのお笑いを学習したAIがコラムを書いてくれるわけさって、俺必要ないやしぇ！想像したら、怖っ！
でも正直、そっちのお笑いニュース道場のほうが読んでみたくなるさ～

（小波津正光、お笑い芸人）