わが家のコロナ対策 100cmの視界から―あまはいくまはい―(70)

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私は4月が大好き!新しいことが始まるのはワクワクするし、月末には私の誕生日。しかし今年は新型コロナウイルスの影響で、不安に襲われるばかり。子どもが2人いて、総勢15人のヘルパーさんが出入りするわが家は、感染率が高くなるからです。肺が弱い私は重症化もしやすいのです。毎日が不安でたまらなく、少しの喉の痛みにも「もしかしてコロナ?」と心配になり、一晩寝て、重症化していないことを確認して、安心することの繰り返し。沖縄に帰ろうかな、と悩みつつ、感染を広めるかもしれないし、沖縄のこれからも心配です。私は今は関東で生きていくしかありません。

そこで家の中で大切にすることを決めました。手洗いと換気をこまめに、できたら1時間に一回はやり、食事の前は必ずする。サンドイッチやお菓子も手では食べず、お箸で食べる。食事をとりわけるのはキッチンで行い、食卓テーブルには、一人一人の皿に分けて運ぶ。こまめに水分を取る。目、鼻、口を触らないようにメガネもかける。1日に一回、ドアノブや引き出しの取っ手、便座や水を流すレバー、電気のスイッチなど、みんなが触る場所を除菌スプレーで拭く、もしくは水拭きする。携帯電話も除菌する。スーパーに行く回数を減らすため、行く前にリストアップして1週間分の食材を買う。買ってきた商品は玄関で袋を開け、他の袋や(プラスチックの)食品保存容器に移し替える。瓶や箱は除菌スプレーで拭いてから家に入れる。帰宅したらすぐにお風呂、できなければ全部着替えて、脱いだ服は洗濯機に入れる。外で使ったマスクは、家ですぐに捨てる。


人が少ない川沿いでお散歩

やることを決めたので、少しずつ落ち着いてきました。するといいことに気が付いたのです。私は骨折の繰り返しだったので、1カ月、病院や家にいることには慣れています。状況が良くなったら、元の生活に戻れるので大丈夫。

臨床心理士の信田さよ子さんは、愚痴の言いっ放し、聞きっ放しのおしゃべりが救いになると言っています。電話やオンラインで大事な人とつながるのも賢い方法です。「コロナは怖いね」「三食のメニューを考えるのも、作るのもめんどくさいね」。そう言いながら、電話やオンラインでゆんたくしましょう。

非常時には、弱い立場の人がより追い込まれてしまうことがあります。みんな大変だけれども、その困難さの度合いは一人一人違います。頑張り過ぎると倒れてしまいます。助けを求めながら、声を掛け合いながら、できることを重ねて、乗り切りましょう。



(次回は4月28日)


伊是名夏子

いぜな・なつこ 1982年那覇市生まれ。コラムニスト。骨形成不全症のため車いすで生活しながら2人の子育てに奮闘中。現在は神奈川県在住。

 

(2020年4月14日 琉球新報掲載)

 



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